都会では必要ないだろうけど、地方在住者にとって、車は必要不可欠。
さらに山々に囲まれた田舎に住む私は
車無しでは生活できない。
だってバスがたまにしか通らないから。
毎年保険の更新時に担当者から連絡をもらい、
提案されたプラン1~3の中から一番安い価格のを選んでいた。
内容は良く分からないから、保障されていれば取り敢えずいいかな、みたいな。
自分の保険なのに、長年そうしてきた。
そもそも、事故してないし、保険を使ったのは
一度だけだから、自動車保険の意識はかなり低かった。
駐車場に停めていた車のバックガラスが粉々に割れていた。
事件としか思えず、警察を呼び大騒ぎしたけれど、結果、割れ方、ガラスの破片の落ち方から、事件性はないと言われ、まさかのただの「劣化」による破損だった。
正直恥ずかしかったという思い出。
子供が車を購入し新たに保険に入るため、3社から見積もりをとるこの機会に保険について勉強することにした。
結局、事故に合わないとは言い切れないし、もらい事故となると確立が上がる。
車両保険は車の価値を踏まえて、破損にどれだけお金を出せるか、出せないのであれば車両保険を付けるしかない。
自動車保険の種類
車の保険は二つに分かれ、
強制加入の「自賠責保険」
任意保険の「自動車保険」
車購入時に、自賠責保険は加入しているので、迷う要素である保険は、「自動車保険」のほうになる。
フットワークが軽い代理店型
いわゆる一般的な自動車保険は代理店型。
事故現場に瞬時に対応ができ、面識がある分、担当者とのやり取りもスムーズにいくというメリットがある。
保険の作り方にもよるけど、金額は高め。
保険料が安いダイレクト型保険
ダイレクト型保険とは、代理店を通さない保険。
代理店手数料がかからないため、保険料を安く加入できる。
事故に合わなければ、お守りがわりとしては丁度よいかも。
対応面では「はじめまして」の担当者と事故処理後の話をする流れに不安が残る。
共済保険
農業協同組合・生活協同組合・事業協同組合などが取り扱う。
- 営利目的ではない
- 補償内容の選択肢が少ない
- 等級制度が1等級から23等級
など自動車保険と比べて違いはあるけど、利用者側からすると実情、自動車保険と同じ保障内容である。
一番のメリットは掛け金は安いことで、デメリットは連携がないので、他県など、よそで起きた事故への対応力が懸念されるところ。
車両保険の必要性
車両保険加入率
自動車保険の加入率は年々上がり、9割は任意の保険に入っているが、さらに車両保険となると、約半数となる。
その理由としては、
- 対人・対物の補償額に比べて車両保障の金額が安い(払えない金額ではない)
- 購入から年数が経っている(車の価値が下がっている)
- 保険料を払えない
対人・対物の補償は無制限が多いけど、事故の大きさにもよるが、軽い事故を想像した場合、払える金額だろうし、車の価値が下がっているのに保険は要らない。必要かも?と迷ったところで、生活を圧迫までして起きるか起きないかの事故に保険を払えないのが実情。
車両保険を使用した際の等級ダウン
車が破損して、車両保険を使うと、等級がダウンする。
「他人を死傷」「他人や自分の車を壊した」等
ほとんどの事故は「3等級ダウン」
盗難、落書き、台風等で使用したら
「1等級ダウン」
等級ダウンにより、翌年の保険料金が上がる。
だから、保険に入っていても等級ダウンして、保険料が上がる金額と、自腹で払う金額を比べてお得な方法で解決する場合がほとんど。
車両保険を付ける判断基準
車の価値
新車や高級車であれば、車の価値が高いので、車両保険を付ける必要はある。
また、車の価値は年々下がるので、保険の見直しは必要。
貯蓄・ローン
ローン返済が無く、貯蓄があるならば、車両保険に入る必要はない。
自分で修理代を払えるのだから車両保険は無意味である。
車の使用頻度
通勤、通学に使用することは、それだけ事故に合う頻度もあがるので、もしもの対応としては必要。たまにしか乗らないのであれば、車両保険までは付けなくて良いのではないか。
車両保険を安くする方法
一般型ではなくエコノミー型にする
付けるか付けないかで迷ったとき、その中間をとって、
エコノミー型
(車対車+限定A、車対車+限定危険)にする。
一般型は補償内容が広い分保険料が高く、エコノミー型は補償内容が狭いけど、保険料が安い。
車・バイクの接触〇
単身事故〇
自転車〇
電柱〇
当て逃げ〇
他者・動物の接触〇
火災・台風・盗難〇
転覆・墜落〇
いたずら・落書き○
窓ガラスの損害・飛び石による損害○
地震(津波や地震起因の火災含む)・噴火×
車・バイクの接触〇
他者・動物の接触〇
火災・台風・盗難〇
転覆・墜落〇
いたずら・落書き○
窓ガラスの損害・飛び石による損害○
単身事故×
自転車×
電柱×
当て逃げ×
転覆・墜落×
地震(津波や地震起因の火災含む)・噴火×
免責金額を高く設定する
保険料を安くする方法として、免責金額、つまり自分で支払う金額を設定すると良い。
等級ダウンしないように、少額修理では車両保険を使わないと決めている場合も、
免責金額を「5-10」「10-15」など高く設定すると保険料を安くできる。
例 免責金額 0-5
修理費用30万円
左の数字0が
1回目の事故時の自己負担金額 無し
右の数字5が
2回目の事故時の自己負担金 5万円
25万円が保険から支払われる。
まとめ
車両保険を付けている割合は全体の半分程度。
今更だけど、今後、車両保険を付けるか迷う。
自分だけの決断なら付けない。
だけど家族の中にものすごく安心安全を重視する配偶者がいるので、そうもいかない。
もし?もし事故にあったら?のための保険と言われれば、何ともいえないし。
事故に合うかどうかなんか分からないし、事故の大きさもわからない。
「お守り」として不安材料を取り除くための保険と言われれば、納得するしかない。
せめて、最低限の保険で良いのかなと思う。
医療保険も自動車保険も満足のいく保障を付けて
その支払いが家計を圧迫するとなると意味がない。
来年の更新までに、より安い会社を見つけても、ダイレクト型保険でも良いと思う。
自分が事故現場で不安だったり迷ったりしたときに、助けてくれるのは、すぐさま駆けつけてくれる全国店舗のある代理店だし、ダイレクト型保険だとそうはいかない事を理解していれば問題ない。
そもそも事故の場面にどのくらいの確立で遭遇するのかな?
自分は気を付けていても、もらい事故もあるのはわかる。
自分の生活圏や自分の性格でも選ぶ会社は違ってくる。大切なのは、自分で考えることと選ぶ事である。
くれぐれも、車の運転は気負付けて。
では、みなさんごきげんよう・・・
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