二重人格とは?
もう一人の自分をコントロール

あなたがイメージする「二重人格」とは、
TVドラマに出てくるような
凶悪な別人格を持つ特殊な人物像。

最近のドラマ
「親愛なる僕へ殺意をこめて」
「初恋の悪魔」
どちらも二重人格の人物が描かれている。

同じ顔、同じ声だけど、まったく違う
雰囲気を醸し出す。

ドラマでも度々見られようになった
「二重人格」の人物。

過去に背負えない事実があり、
虐待だったり、悲惨な体験が要因となる。

受け入れることができない
壮絶な事実を回避するために
生み出されるもう一人の自分

自分には関係ない。
遠い世界の話だと思ってしまうけど。
人はそもそも二面性がある生き物。

もう一人の自分が、表に現れるほどの
経験はなくても、二面性の自分を
目の当たりにすることはあるはず。

「二面性」は二重人格と同じよう
使われがちだけど意味は違う。

意味は違うけど、過去に体験した
辛い事実が二重人格や二面性を生み出す
大きな要因となるため、混合して
使われやすい。

良いイメージはない「二重人格」は、
実は誰もが持っているのかもしれない。

ほとんどの人が自分の中にいる別人格を
うまくコントロールしているだけ。

コントロールできないと、
もう一人の自分を無意識の中で、
表に別人格として出してしまう。
それが「二重人格」である。

目次

二重人格とは

正式には「解離性同一性障害」
と呼ばれる病気。

心に強いストレスを受けたとき、
自己防衛として、自分の中に
自分ではないもう一人の人格を
作り上げる。

もう一人の自分が出ている時の
記憶はなく、全く別の人格として
振る舞う。

二重人格とは解離の最も重い状態で、
もう一つの人格が形成される症状。

主な原因は幼少期の親による虐待等から
精神を守るための防衛として、
虐待を受けているのは

「自分ではなく別の人間」

だと認識する様な状態が
長く続く事で発生する。

二面性との違いは、
二重人格は同一人物の中に、
異なった人格を複数有している
ことで、全く異なる人格が存在
していることを指す。

一方二面性は、
二つの相反する要素を含んだ性格
を言い表す。

二重人格はあなたの中に潜んでいる

人格とは行動の基本である

その人の人柄や性格、生き方、
全体的な雰囲気、社会的な地位。
その人のすべてを指す。

1知能ー記憶・学力など頭脳に関するもの
2性質ー内向性と外向性の度合い
3気質ー気立て・性格
4体型ー外見・見た目

この4つが互いに関連しあい
生まれ発達するものが人格

個人の行動を決定する基準。
個性を形づくる基本になるもの
といえる。

人格形成は環境が影響

昔は、「性格」は生まれながらの
素質によって決まると言われていた。

現在では、素質と「環境」の
両方によって作られると
考えられている。

人格は変化するもので特定はできない

新しい知識を得ると、その人の感情に
影響を与えて、人は積極的に変化して、
発達する。

「人格」=「パーソナリティー」の
語源はラテン語で「ペルソナ」といいう。
ペルソナとは
「他人から見た自分」という意味。

人から見て「良い人」っているけど、
その人がホントに「良い人」かどうか
なんてわからない。

ある場面では「良い人」を演じていて、
その他の場面では、違う自分を表に
出していることだってある。

人の生き方が多様化している現代においては、
昔と比べ、自由に自分の本当の気持ちに
正直に生きられる時代である。

自分の価値観に他人を当てはめず、
人から見て多面的な自分は必要と言える。

二重人格診断

当てはまる項目はある?
  1. どちらかというと頑固なほうだ
  2. 気分の浮き沈みが激しい
  3. ちょっとしたことですぐにやる気がなくなる
  4. ケンカしたあと、自分からすぐに謝ることが多い
  5. 過去1ヵ月に、3回以上キレたことがある
  6. 集中力がない
  7. ガマンするのが苦手
  8. 平日の朝はいつも機嫌が悪い
  9. 自分の過去の行動を恥じることが多い
  10. 習い事をしても、すぐにやめてしまうことがある

当てはまる項目が多いから、
「二重人格」の可能性が高いとも
言い切れない。

二重人格の原因は、過去の自分に存在し、
心の中に潜んでいる。
いつ発症するかチャンスを
狙っているのかもしれない。

自己肯定感が低かったり、
感情を抑えたり発散したり
うまくできない人は要注意と言える。

本当の自分は夢の中にいる

夢の中の自分とは

誰でも自分の役割を演じている。
その役割は一つではないから。

社会における自分。
家庭内の自分。
友達との関係。

人間は誰でも、性的願望や甘え、
攻撃な衝動など、原始的で本能的な
願望を持っている。

それを無理やり自分の中に潜ませて
生きている。

夢の中で、「もう一人の自分」が、
現実の世界ではありえないことを行う。

自分で抑え込んだ願望が夢の中で
実現しそうだけど、うまくいかない
夢を見た経験があることがその証明。

誰でも二重人格だとしたら

人生は「タテマエ」と「ホンネ」
成り立っている。

それが健康的な二重人格になり、
社会を生き抜く方法。

①「普通の人が持っている二重人格」
②「心理的に障害のある二重人格」
③「犯罪など、異常な行動を起こす二重人格」

ドラマで取り上げられる人物は
ほとんどが③の二重人格と言える。

もう一人の自分をコントロール
できなかった例。

悲しい事に過去の体験により
二重人格は形成されており、
①とは意味が異なる。

もう一人の自分と付き合う方法

健康と幸福を得るために
  • 二重人格の自分を受け入れる。
  • もう一人の自分を観察、理解する。
  • 状況により表に出す自分を決める
  • 表にいる自分を意識する。
  • 心に柔軟性を持つ
  • 表に出している自分に疲れたら別の自分と入れ替える。
  • 負の自分を認める
  • 自分以外の周囲人への配慮を忘れない。
  • 自律的人間になる。

まとめ

人には、表面に出ている「意識」
表に出てこない「無意識」という
二つの心がある。

「タテマエ」と「ホンネ」を
使い分けることが二重人格。
それが生きるということ。

気付かないだけで、もう一人の自分は
常に自分の中にいる。

社会の混乱の中を生き抜く中で、
自分の心の中に別人格が潜んでいる
ことを知り始めている。

どちらが本当の自分なのか?
どちらも本当の自分である。

正常で健康的な生き方を続けるために
必要なものは、良い気分・楽しい気分
持つこと。

自分自身の欠点に向き合い、
もう一人の自分をコントロールして、
生きることは当たり前の事。

使い分けることを心苦しく思う必要はない。
うまく生きていくことが大切である。



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この記事を書いた人

扶養サレ妻の歩く日常を綴ります

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