志望動機を書いて社会に自分の居場所を作ろう

志望動機を書く場面はそれなりに自分の人生を決定づける位置に立っている人。

高校・大学はもちろん、就職、転職、習い事まで、何か新しい事を始めようとするとき、
自分の熱量を伝えるものが志望動機。

それは受け入れる側の判断材料になり、共感を得ると社会に自分の居場所ができる。

自分がどんな人間でどういう風に社会と関わりたいとか普段は改めて考える暇はないので、
人生の岐路に立っているときこそ、
自分を知るチャンスである。

志望動機を書くうえで改めて自分自身を知ることになる。正直に書くことが大切。

こんな自分を受け入れてくれる社会は必ずある

ので、自分の居場所を焦らず見つけていこう。

目次

志望動機の書き方の基本

文章表現の統一

「だ。である。」「です。ます。」調の統一。
文章のリズムは大事で、読み手がスムーズに読めるように文章の末尾は統一する。
「思います。考えます。」同じ表現を繰り返さないことを意識する。

文章構成

1志望理由・将来やりたいこと
2きっかけ・エピソード
3今までやってきたこと、将来やりたいこと、

 社会との関わり
4学び実践したいこと

自己分析

現在の自分の生活圏内の背景が、学校や会社にどう関わるかを知ること。

次に自分の長所と短所を把握し、それらを合わせて自分のアピールポイントとする。

自分の得意分野を学校の方針や仕事内容とマッチさせる。

自分の能力、苦手分野も認識することが必要。

自己分析をすることで文章構成に入りやすい。

志望理由・将来やりたいこと

志望理由は、将来自分がなりたい職業や研究等につなげて述べる。
「憧れ」など曖昧な言葉ではなく具体的に書く。

きっかけ・エピソード

志望理由に説得力を持たせるために、自分のこれまでの経験の中から志望理由につながる具体的なエピソードを考える。
個人のエピソードは人とダブル事はないので、印象が残りやすい。

今までやってきたこと、
将来やりたいこと、社会との関わり

自分の経験を生かした上で、自分にできることのアピールをする。さらにそのことが社会に有益であることを伝える。
受け入れる側にとっては、活躍が期待できるし、熱意を感じることができる。

学び実践したいこと

大学や会社に入ってからの自分の目指す研究や仕事内容を目標に掲げる。
新しいことに挑戦していく人間性を具体的に出す。

志望動機を書く場面

高校・大学編

指定校推薦等、入試の際に推薦書に志望動機を書くことになる。
志望校の情報を収集し、自分自身を見つめ正直に書く。
パンフレットに参考になる言葉があるので活用する。
オープンキャンパスへの参加は志望動機を書く理由に必要になるので積極的に参加する。

就職編

「なぜ、この会社なのか?」
社風、事業内容、企業理念、教育制度など魅力に感じた事を具体的に書く。
学校とは違うので、勉強したい意志を伝えるのではなく、戦力になる自分アピールをする。
本心は、待遇面だとしても最優先にしない。

「なりたい自分になるため」編

自分が何をしたいか分からなくなった時、志望動機をかいてみよう。

高校や大学でなくても、会社でなくても実在しなくても、
理想の自分とか現実の自分に向けて書く。

自己分析をして、自己アピールをして、
ダメな自分から目をそらさず、
できる自分を引き出す作業は大変だけど、
もし立ち止まったままなら、
意外とこれから自分の歩く道が
見つけられるかもしれない。

番外編-恥ずかしい記憶

その1 集団面接の経験

この頃、まだ若くて(今よりは)やる気に満ちていた。
10年ぶりのパート就活で手あたり次第、面接に行っていたが、ブランクのせいか、そもそも自分に価値がないのか、不採用ばかりの一つに給食を作る仕事があった。

初めての集団面接は5人一列に並び、
たまたま先頭になり
質問の答えを考える時間もない状況だった。

とにかく5人の中から選んでもらうには、
目立つしかないのだけど、
その材料がない私は大きな声で
力だけは自信があります」と
アピールしたが、
結果不採用で、合格した人は栄養士の免許がある顔見知りの方だったという残念な話。

その2 場違いな集団面接

社会福祉関連の事務に応募した時は、すぐに帰りたいくらい場違いだった。

リクルートスーツの若者の中にパートのおばちゃんは明らかに浮いていた。

パソコンのテストは、独学で自分なりに勉強したつもりだったけど、緊張で手が震えた。

そしてまた集団面接、人生2回目。
横一列に並び順番は最後だった。

一番は嫌だけど、最後に答えるのも皆と同じ回答ができないし、逆に困った。

市役所らしく、市の「良いところと悪いところ」を述べるように言われたけれど、普段考えたこともなく、かなりとんちんかんな回答をしたという苦い話。

まとめ

人は、一人では生きられない。
社会と関連性のない生活は、自己肯定感を下げる気がする。

今は、昔のように会社に就職して社会に出るパターンが全てではない自由な世の中になったけど、一度は志望動機が必要な社会で生きてみた方が理不尽な世の中を知るという意味でもいいのかなと思う。

志望動機を書く場面は、今いる場所からのステップアップに挑戦する時だから、自分にとっては人生を左右する重要な場面。

なぜ、貴学・御社を志望するのかを
自分の言葉で表現するには
自分自身を知らなければならない。

志望した理由は、これまでの自分の人生の振り返りから始まり、考え方、今後の将来像まで、
自分を見つめ直しながら文章にする必要があるからきっと新しい発見にもなるはず。

自分は意外にも社会とのつながりを求めていたんだとか、こんな性格だったのかとか、真面目な自分を発見したり。

志望動機を書くことは自分自身を知ること。
自分の望んでいた将来像も見えてくる。

ありのままを書いた自分を
受け入れてくれた社会は
きっと自分の居心地の良い場所となるはず。

良くも悪くも社会を知った上で、自分の居場所を見つけると自分らしく生きていける。

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この記事を書いた人

扶養サレ妻の歩く日常を綴ります

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